元県庁職員おすすめの通信講座をご紹介
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そのため、自分のライフスタイルや予算に合わせて通信講座を選択する人が多くなっています。
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そんなおすすめ通信講座について興味がある方はぜひ以下の記事を見てみてください。
「公務員って毎日定時で帰れるんでしょ?」
「毎日定時で帰れるなんていいよね~」
県庁時代、何度もこの質問をされました。にゃも☆です。
今回は「公務員って毎日定時で帰れるんでしょ?」という鉄板の質問についてお答えしますね。
結論を言ってしまうと、出先機関だと定時で帰れる確率が高くなります。そのため、楽をしたいなら出先機関を狙おう!ということです。
とはいえ本庁でも出先機関でも部署により忙しさが違いますので、そのあたりも紹介していきたいと思います。
→ 公務員の仕事は楽すぎる!?毎日定時で帰れてノルマもない現実はこちら。
出先機関はほぼ毎日定時帰りだった
まず、楽をしたい!と思っている人は出先機関(現地機関)がおすすめです。
なぜなら、圧倒的に仕事の内容が本庁よりも軽いから。出先機関は本庁から割り振られた仕事をこなすイメージです。
実際、僕が出先機関にいたときには終業のベルが鳴ると同時に帰る日がほとんどでした。年間で10時間も残業していないような年もあったくらいです。
それに仕事でわからないことがあれば本庁の職員に気軽に質問することができるので、わりと気楽でいられることが多いのも出先機関のメリットですね。
しかしもちろん出先機関でも、忙しい部署はあります。
その筆頭が生活保護を扱う福祉部局です。僕も近くで生活課の様子を見てきましたが、ここは年中忙しいイメージがありました。
「福祉の現場はこんなんじゃない!?吉岡里帆主演の公務員ドラマ「健康で文化的な最低限度の生活」を見た元県庁職員の反応は」
また、忙しさは時期にもよります。
公務員は年度単位で仕事をするので、色々な物事が切り替わる3月4月は忙しくなりがちです。
特に契約関連を扱う総務や会計関連の部署は忙しくなります。
また、補助金の交付を扱う担当になったときなんかも、忙しくなりがちですね。例えば、商工関係の振興補助金や国からもらえる臨時交付金だったりです。
補助金はほぼ全ての部署に絡んでくると言っていいと思います。なので、長い公務員生活を送る中で、何度か補助金を扱うシーンも出てくるのではないでしょうか。
と、このように時期的に忙しくなってしまうのは避けられませんが、それでも出先機関は本庁よりも忙しくありません。
とはいえ、楽な職場ばかりじゃないのも事実。市役所は楽じゃない!公務員は激務。元市役所職員のリアルな体験談では、市役所や警察官を経験された女性公務員の現実を生々しく紹介します。
本庁舎で定時はほぼありえない
お次は本庁です。本庁は捌かなければいけない仕事の量が多いので、出先機関に比べて帰るのが遅くなりがちです。
仕事のシステムとして、出先機関のとりまとめは本庁がすることになるんですね。
なので、例えば国などから調査(これを「照会」といいます)の依頼があったときには、県庁の担当者が関係する機関全てに照会をかけるんです。
そしてその回答をとりまとめて、依頼元に回答することになります。これが照会・回答の一連の流れです。※「照会・回答」は公務員仕事の最頻出ワードです!(笑)
しかしこれを読んでも、「なんだ、こんなものか」と思われるかもしれません。
しかし、関係機関が20も30もあったらどうでしょうか?単純に作業量は膨大なものになることが想像できるでしょう。
何人かは期限を遅れて出してくるかもしれません。
何人かは中身が間違っていたりするかもしれません。
そして取りまとめをして調査結果を回答する前には、内部で決裁を受けなければいけません。その際、
「これはどういうことだ?」
と上司に説明を求められたら答えなければいけません。つまり、内容をしっかり把握しておく必要があります。
そしてひどい例だと、
「え?そんな照会来てましたっけ?」
とまったく気づかれていないことすらあります。
「ふざけんな!ちゃんとメール読め!!」
って思いますけど、中にはこういう職員もいます。
現地機関に照会をかけるというのは、こういうことです。現地機関の空気感が伝わってきますね・・・(笑)
まあこれは極端な例ですが、本庁で仕事をするうえではこういったリスクも頭に入れつつ、膨大な仕事をこなしていかなくてはいけません。
そしてここまではただの一例です・・・
実際には、これと並行していくつも仕事を掛け持ちしています。
- 〇〇総会を開催しなくてはいけない
- 次年度の予算要求資料を作らなくてはいけない
- 本庁なので、出先機関の予算要求資料のとりまとめをしなくてはいけない
- 年数回行われる議会の想定問答集を作らなくてはいけない
- 監査資料を作らなくてはいけない
- 予算の執行をしなくてはいけない
言い出したらキリがありませんが、本庁にはこのような仕事があります。
監査や予算執行などは出先機関でもありますが、量が違います。
そして予算執行ひとつとっても、数億円といった多額の案件となると、知事の決裁まで必要なことも多くあり時間がかかってしまうんです。
公務員の災害対応。復旧工事はどのように進められるの?でも触れていますが、知事決済までには何人ものチェックを受けなくてはいけないため、どうしても時間がかかってしまいます。
本庁舎で仕事をする場合、常に前だおしで計画的に仕事を進めていかないと、絶対にどこかでつまずいてしまいますよ。
残業が適正に支給される時代になりつつある!
ただ、ありがたいことに最近の傾向としては、残業削減の方向に進んでいます。
公務員の残業代が出ない時代は終わった!?適正支給される自治体も。でも紹介していますが、仕方がなく残業するときには、しっかり残業代が出されるようになってきています。
同じ忙しいにしても、残業代が適正に支給されるのであればモチベーションは維持しやすいですよね。
そして、公務員として働いていくには、このモチベーションの維持が大切。公務員のモチベーションの維持の方法は?元県職員が語る心構えでは、その方法について紹介しています。
公務員の中でも仕事が楽な部署は?
早く帰れて楽な部署のことを、オアシスということがあります。そしてどの自治体にも共通しているオアシスがあります。
それは統計課です。
しかも本庁舎の中にあるんですよね。統計課の業務はそれこそ決まりきった内容の調査物だったり、照会回答だったりします。
大規模な調査モノは外部に発注してしまいますので、基本的には進捗管理だけだったりするそうです。
さらに、例年決まった業務なので仕事のスケジュールもたてやすいです。基本的に新規事業は多くないので、議会でも誰も突っ込んだりしません。
ということは、突発的な仕事(答弁書の作成とか)もしなくていいのです。
なので、有給を年間20日ぜんぶ取得する人が何人もいる部署として、とても人気があります(笑)
聞いた話では、これまで繰り越していた有給と合わせて40日取った強者もいるとか。一度でいいからそんなに休みを取ってみたいものですよね。
>公務員の有給の取りやすさについてまとめました。公務員は1時間単位で有給を取れるってご存知でしたか?
県庁は分かったけど、市役所、町役場はどうなの?
県庁は分かったけど、市役所とか役場はどうなの?という疑問に対しての補足です。
市役所や役場は、時間外はあまりいないことが多い印象です。もちろん部署にも時期にもよると思います。
でも、僕が時間外に県庁から夜8時くらいに電話したときには帰った後だったりすることが多かったですね。
しかし、市役所は住民から頻繁にクレームを受ける可能性があり、それはそれで大変です。
そんなクレーム対応方法については、公務員への理不尽なクレーム対応ノウハウ教えます!、公務員によくあるクレームや嫌味などについては、公務員あるある!来客対応・クレーム・嫌味・残業代の実態を暴露!で紹介しています。
元県庁職員おすすめの通信講座をご紹介
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