結婚相手には有給を取りやすい人がいいわね。将来は子どもの運動会とか、授業参観とか、家族旅行とか…一緒に行きたいもの
それなら公務員がオススメですよ!なんと公務員は民間企業より有給を取りやすいんです!
えっ、そうなの!?それだけでおトクな感じがするわね~!
さらになんと!インフルエンザのときは有給を使わなくても休めるんです!
んまぁ~すごい!公務員にするわ!!
元県庁職員おすすめの通信講座をご紹介
今は自宅にいながらネットで学習できる環境がかなり進化しています。
そのため、自分のライフスタイルや予算に合わせて通信講座を選択する人が多くなっています。
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皆さん、有給取っていますか!?
僕はあまり取れていません!!(泣)
テレビショッ◯ングのような始まり方をした今回ですが、公務員の有給取得日数について紹介したいと思います。
やっぱり公務員は民間より有給を取りやすい空気がありますし、実際に取れますよ!
目次(もくじ)
公務員の年次有給休暇は年12日取得!
まずはこちらのデータをご覧ください。
「地方公共団体の勤務条件等に関する調査結果」から抜粋http://www.soumu.go.jp/main_content/000523571.pdf
これは総務省が実施している「地方公共団体の勤務条件等に関する調査結果」で、国や各自治体と民間の有給休暇取得日数が公開されているものです。
各自治体の平均を見てみると11日で、国が13.8日となっています。平均すると、公務員は年間に約12日有給を取っているということが分かります。
そして民間は約9日です。皆さんの実感としてはいかがでしょうか?年間9日休めていますか?
僕は公務員を退職して民間に勤めて3年になりますが、残念ながら9日も取れていません。1年に3~4日ぐらいですかね。
そして今も、消えていく有給が10日以上あります(笑)
公務員の有給の取りやすさ
たしかに有給は取れます。平均すると、年間で10日くらい取っていました。
そして有給取得を後押しする動きもありました。国からは平均取得日数を高くするため、有給を取るようお達しがあります。推奨は全国平均13.8日となっています。
僕は、このように内部でお達しがあるときには、国民にアピールするための土壌を作っていると考えています。
国民にもっと◯◯しなさいという前には、官公庁が手本を示さなければいけないという考えかたですね。
たとえば、もし公務員が有給を年間3日しかとらないとします。それなのに、従業員の心身のリフレッシュのためにもっと有給を取れ!と民間にいうのは確かにおかしいと思いますよね。 だって言ってる本人ができていないのですから。
まあ実態としては公務員の方が3日を多く有給を取れているというデータがあるので問題ないとは思いますが・・・
そして調べていて分かったのですが、なんと厚生労働省では平成26年度から10月を「年次有給休暇取得促進期間」 としており、2020年までに有給取得率70%まで引き上げると決めていました。
厚生労働省HPより抜粋 https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000179301.html
今思うと、これのために有給を取れ取れと言っていたのかな~と思ってしまいますね。
>公務員のメリットとデメリット12項目!元公務員が徹底解説するぞ
有給のほかにも特別休暇や夏期休暇がある
有給休暇の他には特別休暇もあります。
例えばインフルエンザのときには特別休暇で休めます。仕事出てこられては迷惑なので休めということですね。そして特別休暇ということは、有給を使わなくてもいいということです。
このインフルエンザの特別休暇は民間でもあるところにはあるのですが、ないところの方が多いのではないでしょうか。
とはいえインフルエンザにかかった人は、「仕事があるし・・・特別休暇はないし・・・」と、ムリに会社に行ってはいけませんよ!自分のためでもありますし、周りのためでもありますからね!
ちなみに今勤めている会社ではインフルエンザにかかったとしても、有給を使って休むか欠勤扱いになります。公務員って恵まれてますよね(笑)
そして有給のほかに夏季休暇があります。公務員の場合7月~9月の間で5日間分、好きなところで取得できるようになっています。
これは平日に官公庁を閉めてしまうと官公庁の利用者に不利益があるので、そのための配慮ですね。
>特別休暇には結婚休暇というものがあります。公務員の結婚休暇は何日?元福利厚生担当がわかりやすく解説!
公務員は1時間単位で有給が取れる
あと、自治体にもよるのかな?と思いますが、有給は1時間単位でとったり、半日単位でとったりできます。
だから子供の送り迎えとか役所への用事とか便利に使えるんですよね。
僕も、自分が役所で仕事してるのに役所に行けないってなんかヘンな感じ・・・と思ったことはあります。まあそれはフルタイムで働いている人全てに共通することですけれどね(笑)
有給を取るかは結局その人次第?
このように有給を便利に使える公務員ですが、やはり人にもよります。
取ろうと思えば取れるはずなのに、仕事大好き!って感じでバリバリやる人は積極的にとろうとしませんね。ワーカーホリックといいますか。
有給は権利なので、いらない人は行使しなければいいだけの話ですもんね。
あと、有給がほしいけど言いにくい…みたいな雰囲気はゼロではありません。でも民間ほど言いにくくないのは確かだと思います。
今は僕は民間で働いているので、公務員と民間のどっちの事情もわかります。
民間だともっと有給取ってね!なんて推奨はしてくれませんよね(笑)でも推奨しない理屈も分かります。会社は社員に働いてもらってお金を生み出してほしいですからね。
企業イメージ、ホワイトさをアピールしたい大企業とかなら別なんでしょうが…。
とはいえ、有給は労働者の権利なんですから欲しいときには取りましょう!僕ももっと取れるよう頑張ります!
>図々しく有給を取れるようになろう!公務員に向いている性格3選!
有給を取れるかは部署による
全体的に見たら有給を取りやすいといえる公務員ですが、部署にもよります。
僕が県庁のとある部署にいたときは本当に忙しくて、正月でさえ仕事をしていたくらいでした。
それに、時期的に激務になる部署や、常に忙しい部署もあります。
時期的なものの代表格は財政課ですね。予算編成のタイミングでは毎日午前様、土日出勤はあたりまえ。家には寝に帰るだけといった感じです。
それが一段落すれば平穏がやってきます。ただ予算編成は、補正予算も合わせると年に何回もあるので、つかの間の平穏といったところです。
そして年中忙しいのは福祉部局です。
病院、看護などの学校、特別養護施設、生活保護、障がい者支援、児童手当、保育園など、内容が重かったり案件がとにかく多く、法律もコロコロ変わるのが福祉部局の特徴です。
あまりの激務に、新卒で入った同期は泣きながら仕事をしていましたね。
僕のように正月まで出てくる例はかなりの少数ですが(そうえいば財政課には正月も人がいましたね)、忙しい時期が重なったり問題が発生すると連日深夜まで残業ということもあります。
→ 公務員の生活保護の現場は激務!ドラマと現実を比較してみた
有給は40日までストックされる。ただし2年間の有効期限あり
有給の上限と有効期限については、民間と同じです。僕も公務員時代には年間10日ずつくらい消えていきました。
そして有給をとりやすい公務員とはいっても、全部使いきれる人はあまり聞いたことはありませんでしたね。
ただし、県庁のオアシスと呼ばれていた統計課は例外です。ここには何人もの「有給使い切り職員」がいたようです(笑)
出先機関では有給を取りやすい
僕が出先機関にいたときは、すごく有給がとりやすかったです。
給料関係の仕事をしていたので、給料支給日に間に合わせるためスピーディな仕事を求められました。しかしこれは一時的には忙しいのですが、本庁でこなした仕事の量に比べるとホントに可愛らしいものでした。
なのでこうした時期仕事がないときには、半日で仕事を終わらせて午後から有給をもらって帰ったりしていました。
みたいな感じで、係長に聞いてから半日年休を取っていたんですよね。
そのときはどう思われようが知ったこっちゃないと割り切っていたので、のらりくらりとやっていましたね(笑)
そして評価者にもよるかもしれませんが、有給をとったからといって評価が下がるわけではありません。むしろ普段の仕事を熱心に短時間で正確に終わらせようとするので、僕の仕事ぶりは認められる方向にいきました。
当時の上司には「県庁で仕事してきた人間には物足りんでしょ」と言われたのが印象的でしたね(笑)
はい、たしかに物足りませんでした!(そう思っていた翌年に炎上案件抱えた部署に異動になったのはまた別のお話ですw)
→ 公務員は毎日定時で帰れるの!?に本音で回答する記事はこちら
最後に、公務員になりたい人におすすめできる予備校と通信講座をまとめました。独学か予備校・通信講座か悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
→ 元県職員が選ぶ、公務員試験のオススメ予備校5選!特徴、料金、口コミまとめました
→ 元県職員が選ぶ、公務員試験のオススメ通信講座5選!特徴、料金、口コミまとめました
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