元県庁職員おすすめの通信講座をご紹介
今は自宅にいながらネットで学習できる環境がかなり進化しています。
そのため、自分のライフスタイルや予算に合わせて通信講座を選択する人が多くなっています。
費用も安いですし、いつでもどこでも何度でも見直せる通信講座のオンデマンド学習は予備校よりもかなり便利です。
そんなおすすめ通信講座について興味がある方はぜひ以下の記事を見てみてください。
2018年6月、神戸市の職員の勤務時間中に弁当を注文するために、休憩時間より3分間早く席を離れるのを繰り返したことから減給の処分を受けたというニュースがありました。
そして、僕も県庁時代に今回のニュースと同じような事例を見聞きしたことがあります。
今回は公務員の休憩時間に対する意識と、一般市民の監視の目についてお話ししたいと思います。
減給より重い処分については、公務員がクビになった事例4選!仕事ができなくても切られない。をご覧ください。
公務員の減給処分事例
今回の事例で処分を受けたのは神戸市水道局に勤務する64歳の男性職員です。
昼休みになる前に3分ほど早く席を離れて持ち帰り弁当を買いに行くという行為を7カ月で26回繰り返したことが原因で懲戒処分を受け、半日分の給与を減額されました。
行列に並んで、貴重なお昼休みが短くなっちゃうのは嫌だよね。
でも「数分だけなら大丈夫だろ!」って考えは要注意だよ・・・
僕の感想を率直に述べると、公務員には職務に専念する義務があるので、勤務時間中に仕事をするのは当然だと思います。
なので、フライング気味にお弁当を注文しに職場を離れることは良くないことです。まあ当然のことですよね。
で、仕事をしない時間について細かいところまで突っ込むと、タバコを吸う時間はどうなのかだとか、 雑談するのはどうなのかとか色々あると思います。
しかし今回は、この休憩時間の前に職場を離れることに絞ってお話したいと思います。
そして今回の事例は、実は日本だけではなく海外でもニュースに取り上げられています。まずは海外の反応がどうなのかを見てみましょう。
公務員 減給 sns
こうした公務員の減給処分について、海外のSNSでの反応を見てみましょう。
「トイレに行ったとしても許されないのか? 職場の奴隷のようだ」
「全くばかげている」
「僕も卒業後日本で働いたことがあるが、僕の人生の中で一番最悪な職場だった」
https://www.sankei.com/world/news/180621/wor1806210017-n1.html
https://www.reddit.com/r/nottheonion/comments/8sqnit/japanese_worker_punished_for_starting_lunch_three/
より参照
と、このようにかなり酷評していますね。
僕たち日本人が考える「仕事に対する理想の姿勢」や、「公務員とはどうあるべきか」といった感覚からはかなり離れていると思います。
しかしここで僕が言いたいのは、日本の公務員というのは、常にこのような指摘を受ける可能性がある!ということです。
まさに今回のニュースのように、僕が県庁に勤めていたときにもお昼休みが始まる少し前にフライングで食堂に向かう年長者(仮にAさんとします)がいました。
食堂でご飯を食べるのが日課なようで、混み合う時間に並ぶのを嫌がっていました。
他の皆と同じ時間に移動しはじめていては、行列に並ばなければいけなくなってしまう。
お腹がすいているからすぐにご飯が食べたい!でも行列に並んでいるせいで、残りの休憩時間が減ってしまう!それは嫌だ!
ということなのでしょう。
だからといって、勤務時間中に職場を抜け出して早めの昼食をとるというのはいかがなものかと思います。誰だって行列なんて嫌ですよね。
当時の係長はそのあたりの感覚がしっかりしていて、係長の上司であるAさんに対して、やんわりと気をつけた方がいいと伝えていました。
そのときAさんは「おう、分かった!」と言って改善するのですが、次第に気持ちが緩んでいくのでしょうか。1週間もすればまたフライング気味に部屋を出ていくんですね。
当然、同じ課内の人からもヒンシュクを買っていたよ。
そしてそんな人は仕事に対する信頼も失っていくんだよね。
こういった気の緩みのある人というのは、勤務歴が長い人に多い印象があります。今回の事案も、64歳の職員でしたね。
考えるに、職歴が長くなればなるほど立場としては上に立つことが多く、注意を受けることが少なくなっていきます。
それをいいことに、多少ならば誰も咎めはしないだろうという甘い考えが出てくるのではないでしょうか。
また、定年を迎えたあとの再雇用職員もいます。その中には、一般職員に比べてルールにだらしなくなっているんじゃないか?という人がちらほら見受けられました。
一度退職しているため、これまでと同じ職員ではないという緩みが生まれるのかもしれません。再雇用だとしても公務員なんですがね・・・
ただし、これはあくまで僕個人の印象で、年長者の誰もがだらしないわけではありません。誤解のないように言っておくと、全体の中ではこのような緩みのある人というのはごく少数です。
圧倒的多数が公務員としての自覚を持って仕事をしていますよ!
公務員の休憩時間は外部から監視されている!
今回の事案は、フライング休憩をする職員を所長が見かけたことから発覚したとのことです。
しかし実は公務員の休憩時間は一般市民から監視されているのです!
僕も県庁に入るまでは知りませんでした。いるんですよ、公務員の休憩時間を監視している人が。
実は僕が県庁に勤めていたときにも、今回のニュースと同じようなことが話題になったことがありました。
役所には県民、市民の方から色々なお声をいただくための窓口があります。そこに「休憩時間になっていないのに昼食を食べに食堂に行っている者がいる」という意見があったのです。
もしかしたら先程例に挙げたAさんのことかもしれませんね(笑)
公務員の休憩時間は内部の人間にも監視されている!
窓口でいただいたご意見を受けて、僕のいた県庁では人事課による抜き打ちチェックが行われることになりました。
お昼休みの少し前から食堂前で張り込み、フライング休憩で食堂に入ろうとする職員に声をかけ指導するというものです。
僕は昼食は自宅から持ってきたお弁当だったり近くのお店でランチを食べていましたので、あまりその存在を意識したことはありませんでしたが…。
結果的に、人事課の抜き打ちチェックを恐れてAさんのフライング休憩は減ったので効果はあったと思います。
さて、さきほども少し触れましたが、大多数の職員はこのようなことはしていません。時間は守りますし、ルールも守ります。それは当然のことです。
しかし、ごく一部のこのような職員のせいで公務員という存在が全てだらしなく、悪のように捉えられてしまう風潮があるのは残念に思います。
しかし、一部の人間のせいで信頼を失うのは公務員であっても民間であっても同じです。
しかし不思議なものですよね。たった数分早い休憩時間については鋭く突っ込まれるのに、数時間のサービス残業の残業代はしっかり支払われるべきだ!とは誰も突っ込んでくれません。
税金を払いたくないという心理からくる行動だとは思いますが、窮屈な気持ちになってしまいますよね。でも、これが現実です。
これから公務員を目指そうとしている人や既に公務員の人は、ちょっとした気の緩みから人事課に通報されたりマスコミにタレこまれたりしないよう気をつけましょうね!
そんな性格の人は公務員には向いてないかもしれないね。
僕が公務員のときはそれが当然と思って仕事をしていたけど、「細かいことをグダグダとうるさいなあ・・・」なんて思うような人には我慢できないと思うよ。
公務員の向き不向きについては、公務員に向かない人の性格4選!、公務員に向いている人はこんな人!の記事で詳しく説明しています。
元県庁職員おすすめの通信講座をご紹介
今は自宅にいながらネットで学習できる環境がかなり進化しています。
そのため、自分のライフスタイルや予算に合わせて通信講座を選択する人が多くなっています。
費用も安いですし、いつでもどこでも何度でも見直せる通信講座のオンデマンド学習は予備校よりもかなり便利です。
そんなおすすめ通信講座について興味がある方はぜひ以下の記事を見てみてください。