公務員と結婚してから後悔しないために知っておきたい３つのこと

元公務員で県庁で働いていた、にゃも☆です！

「公務員と結婚したい！」または「付き合っていて、将来は結婚したいな～」っていうそんなあなた。でもちょっと待ってください。

安定していて社会的な信用もある。そして結婚したい職業ランキングでは常にトップクラスの公務員ですが、結婚してから「こんなはずじゃなかった！」と後悔しないために知っておいてもらいたいことがあるんです。

あとから知って後悔するということは、「なんとなくステキな公務員イメージ」が先行している可能性が高いです。理想が先行しすぎていて、現実とのギャップにショックを受けて、公務員と結婚したことを後悔するようになってしまう･･･。

しかし、正しい情報を知っていれば心の準備もできますし、納得したうえで結婚しているので不満にはなりませんよね。

せっかく公務員と結婚するんです。あとになって後悔しないように、前もって知っておいてもらいたい公務員の実態というものを紹介します。

えっ・・・旦那の給料これだけ？思っていたより給料が少ない！年収が少ない！

公務員の年収が高いとよく言われます。たしかに、生涯年収は民間平均よりも多くなります。

だからといって、もしかして若いうちから高給取りだと思っていませんか？もしそうだとすると、「こんなはずじゃなかった！」となってしまうかもしれませんよ。

ただここで注意してほしいのが、「大企業の年収くらいほしいわね～」と思っている人からすると、公務員の年収は物足りなく感じると思います。

公務員の給料は、従業員が50人以上の事業所の平均値で算出していますので、それ以上の大企業と比べるとどうしても見劣りしちゃいますね。

しかし公務員は年功序列のシステムで給料が上がっていきますので、若い頃さえ乗り越えれば、あとは裕福になっていくばかりといえます！

大きなぜいたくはできないかもしれませんが、年1回家族で海外旅行に行くくらいならできそうな年収だといえます。

ちなみに、民間の40歳～44歳の平均年収は460万円となっています。これは非正規雇用も含んだ平均値ですので若干低く感じますが、全国の正規雇用の平均年収は486万円というデータもあります。（国税庁 H29民間給与実態統計調査https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/tokei.htmより）

このことから、公務員の年収が600万円を超えているのは十分恵まれていると考えていいでしょう。

こうした実態を理解したうえで公務員と結婚すれば、不満に思うことも少なくなるのではないでしょうか。

部署により忙しさに差があるため、毎日深夜帰りの場合も

公務員の仕事は楽チンで、毎日定時で帰れるんでしよ？家事も育児もしっかり参加してもらうから！と思っている人もいることでしょう。

たしかに、毎日が定時で帰れる部署は県庁にもありました。そして、出先機関であれば、もっとラクができることもあります。

「公務員って毎日定時で帰れるんでしょ？」何度も聞かれた元県庁職員がリアルを回答します！でも触れたのですが、ぼくが出先機関にいるときは「これこそイメージどおりの公務員でしょ！」と思うくらい楽でした(笑)

しかし、公務員という組織の中には激務の部署もいくつかあります。そして、そういった過酷な部署ばかりに配属になる人もいるんです。

それは、バリバリ仕事ができる人です。

やはり公務員の中でも、メンタルが強く仕事もこなせる人材はとても貴重。そして有能な人はキツい部署を回され続ける運命にあります。

財政部局だったり、部内を総括する地位にある課だったり、知事や市長肝いりのイベント、行事、事業をする部局だったりと、だいたいいつも忙しい部署というのは決まっています。

そしてデキる人はそういうところに引っ張りだこ。すると、当然のごとく残業が多くなり、土日出勤も多くなります。

こうした旦那さんを持つと、子どもの運動会や行事に参加することはおろか、家族旅行すらまともに行けなくなる可能性があります。

そして、育児で大変な時期に旦那さんが家には寝に帰るだけなんていう状況も起こりえます。実際見ていて気の毒だったのが、新婚ホヤホヤだった人が財政課というトップクラスに忙しい課に異動になって、奥さんと顔を合わせる時間がほとんどとれないと言っていたことです。

ずっと変わりたいと訴え続けていたそうですが、結局その人は2年間財政課に配属されたままでした。一番支えてほしいときに家にいてくれない…有能すぎる旦那さんをもつと、こうした苦労が生まれてしまうかもしれません。

公務員で忙しい部署の調べ方

なので公務員との結婚を前提に考えている人は、どういった部局を経験してきたか聞いてみるといいと思います。

と思うかもしれませんが、先ほども挙げたように忙しい部局というのはだいたい決まっているので、ご紹介します。

僕が県庁にいたとき感じた特に忙しい部局はこんなところです。

他の部署は楽なのかといえばそういうわけではありませんが、飛び抜けて忙しいイメージがあるのがこれらの部局です。これらの部局を渡り歩いている人はデキる人とみて間違いありません。

公務員の彼と付き合っている人やこれから公務員と出会って結婚したいと思っている人は、自分の結婚生活のためにも相手に仕事のことを聞いてみましょう。

あまり仕事のことをしつこく聞くと嫌がられるかも…と思うかもしれませんが、べつに突っ込んだことを聞かなくてもいいんです。どんな部局にいるかさえ分かれば、ある程度は予想をつけることができますからね。

ちなみに、僕から見た狙い目は商工部局です。ビジネスマンと多く接する機会があるからか、公務員らしくない気質の人が多く、前向きでエネルギッシュな人が多いです。

もちろん一概に商工部局すべてに同じことは言えませんが、先ほど挙げたキツい部局よりはホワイトで活き活き仕事をしている印象がありますので、参考にしてくださいね。

ちなみに、エリート官僚の出世については国家公務員キャリア官僚(エリート)の出世コースを年代別で解説！で紹介しています。国家公務員のエリートも家に帰る時間が少ないことで有名です。

国家公務員キャリア官僚(エリート)の出世コースを年代別で解説！国家公務員のキャリア組、キャリア官僚と言われる、いわゆるエリートコース。彼らはいったいどのようなステップで出世し、どんな役職を経験ていくのでしょうか。国家公務員キャリア官僚の出世コースを年代別で解説します！ ...

不倫が多い！他の女に取られないよう気をつけて！

僕が公務員に入ってから驚いたことなんですが、公務員って不倫がメチャクチャ多いんです。

これって意外ですよね？真面目そうな見た目とは裏腹に、大きな声では言えないことをやっちゃってんですから(笑)

本人たちはうまく隠しているつもりでも、公務員は狭い世界です。職員の間ではすぐにウワサになってしまうんですよね。他の人は表立って口にはしませんが、飲みの席にでもなれば「○○課の誰々と××課の誰々が不倫してる」なんていう話は山ほどあります。

中でも一番驚いたのは、当時の人事課長が不倫していることでした。そんなので、よくもまあ職員風紀だとか公務員倫理だとか説いていたものです(笑)

ちなみにその話は何人もの人から聞いた話なので、県庁中で有名だったみたいです。それ以外でも、40代～50代の管理職だったり、傍から見たら不倫なんてしなさそうな人がしていることもありました。

そして僕の知り合いでも不倫している女の人がいました。なんと彼女はまだ20代だったのですが、何が不満だったのか…でもナゾのままです。そしてお相手はもちろん県庁職員でした。

でも不倫をしている人には共通点があります。

それは、バリバリ仕事ができる人、有能な人だということです。

英雄色を好むといいますが、これは公務員にも当てはまるということですね。仕事ができる人は不倫する可能性が高いというのは、実感としてありましたよ。

→　公務員と結婚して後悔した体験談４選！後悔する人の特徴と対策とは？

さいごに

結婚相手は、エリートな旦那さんのほうが奥さんとしては鼻が高いかもしれません。

しかし理想のライフスタイルを考えたとき、何を一番大切にしたいかを冷静に考えたうえで結婚相手を探すことも大事ですよ。